駅ナカのフードコーナーにたたずむ団子屋さん。種類豊富でおいしそうだけどボリュームの割に1本1本が割高に感じられて、「これ買うくらいならスーパーの三本入りの団子でいいや」なんて思ってしまうことありませんか?
しかし「たかのチェーン」の団子はとにかくデカイ!とにかく安い!あまりの人気で午後に入るころには品切れ続出し、お目当ての団子が買えなくなるほどとのこと。
今回は厚木市民を引きつけてやまない「だんごのたかのチェーン本厚木店」の魅力を紹介していきます。
ショーケースを彩る色鮮やかな団子
たかのチェーンがあるのは本厚木駅北口から徒歩約5分の場所。厚木大通りを進み、すぐ近くのファミリーマートの角を右折。しばらく進むと、左側に見えてくるレトロな雰囲気のオレンジ屋根が目印です。
営業時間は8時から17時。定休日は土曜日・日曜日・月曜日です。



ショーケースを見渡すと団子やのり巻き、大福などがところ狭しと並んでいました。
定番の団子は、定番のみたらしやつぶ餡に加え、マロン餡に紫いも餡、ずんだ餡と見慣れない味まで種類豊富です。
覆い隠さんとばかりに餡がたっぷりとのった贅沢な盛り付け!にもかかわらず、全て100円以下という破格の価格が魅力的です。


ショーケース横には、ぜんざいや芋ようかんといった和菓子の他に、のり巻きや赤飯、惣菜も並んでいました。
団子屋でありながら和食を中心に多種多様な品揃えで、お店の熱意が伺えられます。

店の横には自販機が設置されていました。営業時間外でもこちらから購入できるのはうれしいですね。
比べてわかる団子の大きさと重さ!
悩んだ末、今回はこしあん団子・ずんだ団子・山菜いなりを選びました。

改めて感じたのは、団子がとにかくデカい。
上の写真は左が「たかのチェーン」のこし餡、右がスーパーなどでよく見かける市販の団子です。比べて分かるように団子の大きさも餡の盛り付けも一目瞭然。


後日、再び団子を購入し重さも量ってみました。すると、市販の団子3本入りが162gに対し、今回購入した団子2種合わせて229g。
団子1本あたりで換算すると市販の団子が約54gで、「たかのチェーン」の団子が約115g。なんと市販と比べ2倍以上の重量がありました。
意外とたくさん食べられる!?年配にも人気な味付けに納得

最初は先ほどの団子2種をいただきました。
大きくてモチモチとした団子に餡がたっぷりとのり、腹持ち抜群。印象的なのは、ボリューミーな見た目の割に意外と甘ったるさを感じさせない点。
優しい味わいだからこそ、団子の食感や餡の風味がより深く感じられます。
一本一本が相当なボリュームなので、食欲旺盛な若い方にも親しみやすい一方、軽い味わいで年配の方にも親しまれやすい味ですね。
私が訪れたときには、平日の朝から年配のお客さんが3〜4人並んでいたのですが、高い年齢層にも人気なのが納得できます。
緑鮮やかなずんだ餡は、枝豆のつぶつぶした食感と風味の豊かさが最高でした。
過去に海老名で開催された仙台物産展で、ずんだもちを食べたことがあるのですが、その味と全く変わりません。本場レベルの団子を日常的かつ100円という低価格で食べられるのは信じられませんね。

続いては山菜いなり寿司。お値段は200円。
ショウガのツンとした香りが口の中に広がったかと思えば、次第にシャリの酸味と皮の甘味が強く引き立つ、香り豊かな味。添えられた野菜の甘酸っぱさもいなり寿司とよく合っていました。
団子が注目されがちですが、惣菜に関しても目を見張るものがありますね。
根強い人気を集める「だんごのたかのチェーン」。訪れてみると、和菓子だけではなく和食もおいしいお店であることが判明しました。
定番の団子は大満足のボリュームで値段もリーズナブル!昨今の物価高を感じられないほど異質なコストパフォーマンスでした。
今後の情勢や時の流れには抗えないかもしれませんが、こういったお店はいつまでも存続してほしいですね。
だんごのたかのチェーン 本厚木店
住所:神奈川県厚木市中町3丁目1814第一会田ビル1階
アクセス:小田急線「本厚木駅」から徒歩約5分
TEL:0120-940-047
046-296-0700
営業時間: 8:30-17:00
定休日:土曜日・日曜日・月曜日
駐車場:なし (駐輪場のみあり)