2024年秋!海老名市民による『えびな市民文化芸術祭』で芸術の秋を満喫!

海老名市では、今年で3回目を迎えるえびな市民文化芸術祭が開催されました!

「出る人も観る人もだれでも歓迎!みんなが主役」というテーマのもと、2024年10月2日から約1ヶ月にわたって開催された文化芸術祭の一部に参加してきたので、その様子をご紹介します。

第3回 えびな市民文化芸術祭概要

2024年で第3回目を迎えたえびな市民文化芸術祭ですが、昨年に引き続き、2024年の10月も約1ヶ月間にわたって開催されました。

会場は海老名市民ギャラリーと、海老名市文化会館に別れており、期間中どちらかでは必ずなにかの催しが開催されていて、いつ訪れても市民のみなさんの芸術や文化に触れられる魅力的な催しとなっています。

  • 主催:海老名市文化芸術協会・海老名市
  • 期間:2024年10月2日〜10月27日
  • 場所:海老名市民ギャラリー、海老名市文化会館
  • 時間:10時〜17時(海老名市文化会館は16時まで)


プログラムは主に、作品の「展示部門」と、「音楽部門」、「舞台部門」に分かれていて、参加している個人や団体は実に多彩なので、誰もが興味を惹かれるものが何か一つは必ずあるのではないでしょうか。

展示部門では、

  • 書道
  • 俳句
  • 手芸
  • 洋裁
  • 絵手紙
  • 華道
  • 水墨画
  • 盆栽
  • 絵画 など


身近に感じられるものから、少し敷居が高く感じられるものまで、実に多彩です。

また、音楽、舞台部門では、

  • 市民コンサート(器楽、邦楽、合唱)
  • 軽音楽
  • 和の舞台
  • 洋の舞台
  • 個人演奏 など


こちらもさまざまなテーマで市民のみなさんが色彩豊かに表現されていました!

私が参加した一部のプログラムを、写真と一緒にご紹介します。

書道・絵手紙・手芸などの身近な作品の展示

まず最初に訪れたのは10月5日の文化会館の展示プログラム。

「市民文化芸術祭」という言葉のイメージから、少しばかりお堅い印象の催しを想像していましたが…。

私が最初に伺ったのは、10月5日に文化会館で展示されていた書道や絵手紙、手芸といった身近なものがテーマの展示でした。

今回こちらを訪れた一番の目的は、我が子の作品が展示されているところを見ること!
書道などは、子どもの習い事としてまだまだ根強い人気があると思いますが、なかなかお披露目する機会がないのが少し残念なところ…。

まだまだ未熟な我が子の作品ですが、立派な会場に展示されると、ステキな作品に見えてきます(笑)。息子も自分の作品が展示されているのを見て、少し誇らしげでした(笑)。

その他にも、個性が光る絵手紙や、フェルト手芸などの可愛らしい展示もありましたよ。

市民ギャラリー 絵画・姉妹都市小学生絵画作品

続いて伺ったのは、10月18日に市民ギャラリーで開催されていた「絵画」の展示です。

会場は第1展示室と第2展示室に分かれていて、第1展示室では海老名市美術協会などの協会や団体に所属している市民のみなさんの絵画作品が。第2展示室では、姉妹都市小学生絵画作品が展示されていました。

まずは、第2展示室からお邪魔しました。

海老名市は白石市、登別市と姉妹都市関係にあり、さまざまな交流をおこなっています。その交流の一環として、文化芸術祭で姉妹都市の学校の子どもたちの絵画展示がおこなわれているようですね。

ギャラリーの展示室の壁一面に未来のアーティストたちの作品がずらりと並べられている光景は壮観です!

水彩画あり、ちぎり絵あり、版画あり、といった感じで、さまざまな画風、テーマに取り組んだ様子がわかって見応え十分!めったにこんなにたくさんの子どもたちの絵を見る機会もありません。

「1年生でこんなに上手な絵がかけるんだ!?」
「子どもとは思えない繊細な絵だな…」
「迫力があって、色の使い方もキレイ!」

などと、感心しきりでした。

続いて伺ったのは第1展示室。

会場内はさながら美術館のようで、凛とした空気感の中、絵画を鑑賞してきました。
「絵画」と一口に言っても、水彩画、油絵、ペン画など、多彩な作品が並んでいました。

そんな中、私が一番興味をそそられたのは、押し花で作られた作品です。

遠くから見ると風景画のようですが、間近で見ると、花や草で作品が作られています!ステキな作品に思わず見入ってしまいました。

川柳・盆栽・和の舞台・市民コンサート

最後に伺ったのは10月20日(日曜日)の文化会館です。

この日は、川柳や盆栽の展示、ホールでは和の舞台や市民コンサートなどが開催されていました。

まずは盆栽と川柳・俳句の展示にお邪魔しました。

盆栽はどちらかというと、今まであまり興味のない分野だったのですが…。

真ん中の黄色い実がついた盆栽は何だと思いますか?
実は…こちら柿の盆栽なんです!

小ぶりな鉢に植えられた小さな木から、こんなにかわいらしい柿の実が成るなんて♡

今回展示されていた盆栽は小さなものがほとんどでしたが、「これも盆栽なの?」と驚くような作品もあり、こんなにかわいい実がなるなら、自分でも育ててみたい!と思ってしまいました。

続いて俳句・川柳のコーナー。

展示室にはさまざまな作品がところ狭しと展示されています。
俳句や川柳、というとテレビ番組の影響もあってか、興味を持つ人も増えてきたのではないでしょうか?

俳句と川柳の違いは、どちらも五・七・五のリズムで詠むことに変わりはありませんが、俳句は自然や季節を詠む季語が必要であるのに対し、川柳は人の生活を詠むもので、季語が不要でユーモアがOKなのが特徴です。

俳句、川柳どちらの展示もありましたが、やはり親しみやすい川柳に興味を惹かれ…。

一点ずつじっくり読ませていただきましたが、思わずくすっと笑ってしまうような作品がたくさんあって、「川柳って面白い!」と改めて感じましたよ。

最後に伺ったのは、文化会館大ホールでおこなわれていた和の舞台と、小ホールで行われていた市民コンサートです。

海老名文化会館のホールは、小ホール、大ホールともに、大きくて立派な音響設備の整った舞台です。

ここで発表者の方たちが、日頃の成果を思う存分発揮するわけですが、舞台の立派さに、「私なら足がすくんで緊張してしまうかも…」と思ったり。

ですが、参加されている方々は、みなさんとても立派に自分の順番をこなしていて、演奏も舞台もとても素晴らしかったです!

こんなに立派な舞台に立つ機会もなかなかないと思うので、それを目標に1年間頑張ろう、という人もいるかもしれませんね!

来年(2025年)の主役はあなたかも!?

えびな市民文化芸術祭は、市民一人ひとりが主役になれるステキなイベントです。多彩なジャンルで構成され、誰もが参加して楽しめるのが、このイベントの魅力だと思います。
私は今回、我が子の作品や、市民のみなさんによる多彩な表現を拝見し、より一層、海老名市の文化の豊かさに魅了されました!
そしてこの、誰もが主役になれる可能性を秘めたすばらしいイベントに、いつか何らかの形で参加してみたいと思いました(笑)。
2025年の主役は、私かもしれませんし、あなたかもしれません(笑)。
観るだけでも良し、参加するのも良しの「えびな市民文化芸術祭」。あなたは見る側、出る側、どちらで楽しみますか?
2025年のえびな市民文化芸術祭が、今から待ち遠しいですね!

2024年 えびな市民文化芸術祭
住所:海老名市民ギャラリー(神奈川県海老名市中央2-9-50)、海老名市文化会館(神奈川県海老名市めぐみ 町6-1)
アクセス:海老名市文化会館:小田急小田原線・相鉄線「海老名駅」西口より徒歩5分/海老名市民ギャラリー:小田急小田原線・相鉄線「海老名駅」東口より徒歩5分
連絡先:046-240-8870(海老名市文化芸術協会)
営業時間:10:00〜17:00(最終日は16時まで)
定休日:‐
駐車場:文化会館はあり、市民ギャラリーはなし

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。