駅の帰り道、新鮮な地元野菜が買える場所があったら立ち寄ってみたいと思いませんか? 今回は、海老名駅に設置された「いちご島ファーマーズ 野菜自動販売機」をご紹介します。
県内初、駅構内に誕生した農産物自動販売機

野菜自動販売機があるのは、海老名駅東口を出てすぐの場所。相鉄線のエレベーターを上がった横に、ロッカー型の自動販売機があります。
駅の利用者が日常的に通る動線上にあり、買い物や仕事帰りにも立ち寄りやすい立地です。
この自動販売機を手がけているのは、海老名市内の農家4軒でつくる「いちご島ファーマーズ」です。
小田急電鉄や海老名市などの協力を得て、駅構内に農産物自動販売機を設置。県内初の取り組みとなりました。
地域の農産物をより身近な場所で届けたいという思いが、この場所に結実しています。

決済方法は、キャッシュレスのみ。PASMOやSuicaなどの交通系ICカードやQRコードに対応しています。現金は使えないのでご注意くださいね。
駅利用の流れの中でスムーズに購入できる点も特徴の一つです。
忙しい日常に寄り添う、”ちょうどいい”買い物
忙しい主婦や会社員にとって、わざわざスーパーに立ち寄らなくても、駅の動線上で必要な分だけ買えるのは大きな魅力ですよね。帰宅前のちょっとした時間で、夕食の一品を手に入れられる手軽さがあります。

「今日はどんな野菜が入っているのだろう」と、思わず中をのぞきたくなる存在感。
無人で購入できる気軽さがありながら、通勤や通学の途中、日々の暮らしの延長線上で地元野菜と出会える場所になっています。
ふと足を止めたくなる、地元野菜との出会い
自動販売機に並ぶのは、海老名で育てられた新鮮な野菜です。季節によってラインナップが変わるのも、この自動販売機ならではの魅力。
スーパーとは少し違う、地域の“畑の今”を感じられる場所として、利用者の日常に静かに溶け込んでいます。

私が訪れた際には、お米のほか、スイートピーやきゅうり、ブロッコリー、里芋、卵などが並び、季節や生産者の幅広さを感じさせるラインナップでした。
商品はそのまま持ち帰れるよう、ロッカー内には袋も用意されており、購入後すぐに持ち運べる配慮がされています。
1日3〜4回の補充が支える鮮度管理
自動販売機の前に到着すると、ちょうど補充作業がおこなわれていました。

対応してくださったのは、管理を担当されている清水達也さんです。
お話を伺う中で印象的だったのは、補充の頻度でした。状況によっては、1日に3〜4回も確認や補充に来ることがあるそうです。
ロッカー内の在庫状況はネットで管理されており、売れ行きや残数を確認しながら、必要に応じて補充や入れ替えをおこなっています。
「野菜は生ものなので、鮮度が何より大切です」という言葉からは、無人販売という形でありながらも、品質管理をとても大切にしている姿勢が感じられます。

「結構売れ行きはいいんですよ」と、半分ほどが空になったロッカーに新鮮な野菜などを補充する清水さん。常に状態を確認しながら運営されている様子がうかがえました。

顔が見えないからこそ、信頼を積み重ねる
また、古くなった野菜は必ず回収し、販売され続けることがないよう徹底している点も印象的でした。利用者が安心して購入できるよう、見えない部分での管理や判断が欠かせません。

顔が見えない販売方法において、信頼を重視している様子が伝わってくる清水さん。
自動販売機という形を取りながらも、その背景には人の手による丁寧な管理と責任があります。

海老名駅でこの野菜自動販売機の前を通りかかったとき、少し立ち止まって中を覗いてみてください。
ロッカーひとつひとつに込められた思いや、一日に何度も足を運ぶ生産者の姿を想像すると、そこには地域の「食」を支える、確かな日々の営みが感じられるはずです。
いちご島ファーマーズ野菜自動販売機
住所:神奈川県海老市めぐみ町1-1
アクセス:JR相模線、相鉄本線、小田急線「海老名駅」
営業時間:24時間
定休日:年中無休
駐車場:なし





















