健康のためにも歩きたいけど、ただ歩くのはつまらない。
そんな方にぜひおすすめしたいのが、瓢箪塚(ひさごづか)古墳です!
瓢箪塚古墳は景色がきれいで春には花見もできる、まさにお散歩の名スポット。
最寄りの海老名駅からは「さんぽみち」も整備されているので、楽しく歩けること間違いなしです♪
さんぽみちを通って、のんびり古墳に向かいましょう♪
瓢箪塚古墳があるのは、海老名駅から徒歩17分ほどの場所。
徒歩17分はちょっと遠い…と感じるかもしれませんが、安心してください!
海老名駅から瓢箪塚古墳までの道のりは「自然と歴史のさんぽみち」というウォーキングコースになっていて、史跡を巡りながら行けるんです。
さっそく「自然と歴史のさんぽみち」を通って、瓢箪塚古墳まで行ってみましょう。
道の途中には、マップや史跡までの方向・距離が書かれた看板がこまめに設置されています。
フルカラーで見やすい看板なので、はじめて行くときは特に便利ですよね。
しばらく海老名駅から歩いていると、どーんと立派な木を見つけました!
この木が「海老名の大ケヤキ」。
昭和29年には神奈川県の指定天然記念物にも指定された、歴史のある大木なんです。
樹齢はなんと約570年!
室町時代の頃から海老名に立っているなんて驚きです…。
現在では、地域の人が土壌の改良などをおこないながら見守っているそうです。
今回は冬に訪れたので葉が散っていましたが、春になると葉がつきはじめます。
夏にかけて、だんだんと葉が生い茂っていく姿は圧巻そのもの。
オールシーズン違う魅力を魅せてくれるので、古墳に向かう途中に足を止めて眺めてみてください!
大ケヤキを堪能してまた進むと、今度は国分寺が見えてきました。
国分寺の銅鐘は、国の重要文化財にもなっています。
国分寺もとても立派で見ごたえがあるので、気になった方はぜひのぞいてみてくださいね。
さらに歩いていくと、海老名中学校を発見!
タイミングよく吹奏楽部の練習の音が聞こえてきました。
史跡の横で学生たちの音楽を聞けるなんて、ちょっぴり贅沢な気持ちになります♪
あっという間に到着!ステキな出会いもありました
大ケヤキを眺めたり、吹奏楽の演奏を聞いたりしながら歩いているうちに、約17分の道のりもあっという間におわり。
目的の瓢箪塚古墳に到着しました!
この瓢箪塚古墳の頂上の標高は、約50〜60メートル。
今まで歩いてきた道から見ると、地面からこんもりと盛り上がっています。
作られたのは4世紀〜5世紀初頭(古墳時代中期初頭)と推定されていて、先ほどの大ケヤキよりもさらに長い歴史があるんです。
相模川の東岸では最大の前方後円墳で、平成8年には埴輪片が見つかっているそうですよ。
その後、平成10年には海老名市の指定史跡に登録されました。
あたり一帯に生えている木々は桜の木。
なので、毎年春にはお花見スポットにもなっているそうです。
古墳でのお花見なんて、めったにないステキな経験になりそうですよね!
のんびり古墳を散策していると、ご年配の男性の方に声をかけられました。
その方は古墳や歴史が好きで、日頃からよく巡っているのだとか。
プロのガイドさんさながらの解説とともに、「海老名市内にある秋葉山古墳もおすすめだよ」と教えてくださいました。
瓢箪塚古墳とは海老名駅をはさんで反対側だったので、また次回のお散歩で行ってみようと思います♪
さらにお話をしていると、この男性は海老名中学校の卒業生だということが発覚!
吹奏楽の音が聞こえてきたあの中学校かあ…、とまさかの繋がりにうれしくなりました♪
今と昔、どこが同じでどこが違う?時代の流れを感じます
現在ではお花見スポットとしても人気の瓢箪塚古墳。
こちらの看板には、昭和25年の風景写真が残されていました。
さきほど出会った男性は、「昔はこの景色の中でうさぎを追いかけたのが、いい思い出なんだ」と教えてくださいました。
なんだか感慨深いですよね。
みなさんも瓢箪塚古墳に行ったときには、ぜひ昔の情景も思い浮かべながら楽しんでみてくださいね!
瓢箪塚(ひさごづか)古墳
住所:神奈川県海老名市国分南3-1055
アクセス:JR相模線・小田急小田原線「海老名駅」東口より徒歩約17分